ねえ、知ってる?
北海道って、ただでさえ広くて静かな場所なのに……
夜になると、「普通じゃない何か」がうごめいてるって話。
ひとりで山道を歩いていたら、
後ろから、カサッ、カサッ……
足音だけが追いかけてきた――そんな噂、耳にしたことない?
でもね、怖いのは単なる作り話だけじゃないんだよ。
炭鉱の跡、雪に閉ざされたトンネル、
誰もいないはずの湖のほとり――
そこには確かに、何かがいる。そんな証言が、後を絶たないんだ。
このまま知らずに近づいたら、
もしかしたら、あなたにも……ふふ、続きは読んでからのお楽しみ。
今回は、2025年最新版!北海道の最恐心霊スポットランキング10選
訪れる前に知っておきたい、本当に危ない場所を、そっと教えてあげるね。
なぜ北海道は心霊スポットの宝庫なのか?

北海道――その名を聞いただけで、
広大な大地、どこまでも続く森、氷の世界を思い浮かべる人も多いだろうね。
でもね、これだけ広くて、寒くて、人の気配が少ない土地だからこそ――
「何か」が潜みやすいって、考えたことある?
ちょっと想像してみてほしい。
何十年も前に閉じた炭鉱。
雪に閉ざされ、誰一人近づかない廃墟。
ただただ静寂だけが支配する夜の森。
こんな場所で、長い間忘れられていた“想い”が、
どんなふうに変わっていくか……考えただけで、背筋がゾワリとするよね。
北海道が心霊スポットの宝庫となった理由――
それは単なる偶然なんかじゃないんだ。
このあと、もっと深くその理由を解き明かしていこう。
炭鉱と廃墟が生んだ「北海道特有の怪談文化」
かつて、北海道には無数の炭鉱が存在していた。
石炭を掘るために、人々は家族ごと過酷な地へ移り住み、
厳しい労働と隣り合わせの日々を送っていたんだ。
だけど――
炭鉱が閉鎖されたあと、人々は消え、建物だけが打ち捨てられた。
朽ち果てた病院、住宅、学校。
そこには、置き去りにされた記憶だけが残った。
そして時が経つにつれ、
その記憶は形を変え、“怪談”として人々の間に語り継がれていったんだ。
特に、雄別炭鉱病院のような場所は、
まさにその象徴といえる存在だね。
雪と孤立がもたらす不可解な現象たち
北海道の冬は、他のどこよりも長く、厳しい。
そして雪は、すべてを隠す。
足跡も、音も、景色も、まるで世界が消えたみたいに。
そんな中、もしも――
聞こえるはずのない足音がしたら?
見えるはずのない影が動いたら?
誰にも助けを求められない孤立した場所で、
「本当に怖いもの」と向き合うことになるんだ。
北海道特有のこの環境もまた、
数多くの心霊体験を生み出してきた、大きな理由のひとつだよ。
2025年最新版!北海道心霊スポットランキング【TOP10】
さあ、お待たせ。
ここからは、2025年最新の情報をもとに、
北海道でもっとも「ヤバい」と噂される心霊スポットをランキング形式で紹介するよ。
ただの怖い場所じゃない。
そこには必ず、忘れられた歴史や、人々の想いが渦巻いているんだ。
心して、覗いてみてね――。
【第10位】グリュック王国(帯広市)
かつて夢と希望を乗せてオープンしたテーマパーク「グリュック王国」。
でも、時代の波に飲まれて閉鎖され、今は誰もいない廃墟となっている。
昼間でも薄暗く、壁に描かれた絵が、今にも動き出しそうな気配を漂わせているんだ。
子どもの声が聞こえた、誰もいないはずの観覧車がギシギシ揺れた――
そんな体験談が、後を絶たないよ。
廃墟テーマパークに響く子どもの声?
特に多いのが、「子どもの声がする」という証言。
遊び場を失った子どもたちの無念なのか、それとも別の“何か”なのか――
今も解明されていない。
夜になると、敷地内は完全な闇に包まれ、
一歩踏み込んだだけで、空気がピタリと止まる感覚に襲われるんだって。
【第9位】オタモイ海岸(小樽市)
小樽市の端に位置するオタモイ海岸。
かつては観光地として栄えたこの場所も、いまでは荒れ果て、誰も寄りつかない断崖絶壁の秘境へと変わってしまった。
でもね、ただの廃れた観光地じゃない。
ここでは、不可解な“足音”や“誰かに呼ばれる声”が聞こえた――そんな話がいくつもあるんだ【19】。
海の底から、誰かが呼んでいる……そんな感覚に囚われた人もいるという。
切り立つ崖の上で聞こえる“謎の足音”
特に恐れられているのが、
誰もいないはずの岩場で、コツ、コツ、と足音だけが聞こえる現象。
しかもその足音、徐々にこちらに近づいてくるというんだ――。
振り返っても、誰もいない。
ただ、冷たい海風と、打ち寄せる波の音だけが響いている。
そして次の瞬間、
背後から「落ちろ」と囁かれる声を聞いた、なんて体験談も……。
ここは、本当に、油断してはいけない場所だよ。
【第8位】西岡公園(札幌市)
札幌市豊平区にある、西岡公園。
昼間は自然豊かな散歩道として親しまれているこの場所も、
夜になると、まるで別世界のような雰囲気に変わるんだ。
地元では「札幌三大心霊スポット」の一つとして有名で、
特に月が出ていない夜は、
異様な静けさとともに、何かの「気配」が漂い始めるという。
池のほとりに立つ“白い女”
よく聞くのが、
公園の中央にある池の周りで「白い着物を着た女の姿を見た」という話。
しかもその女、
ずっと水面を覗き込むように立ち尽くしていて、
近づこうとすると、スッ……と池の中に溶けるように消えるらしいんだ。
ある若者グループが肝試しに訪れた際、
誰もいないはずなのに、背後からズルズル……と何かを引きずる音が聞こえ、
一人がパニックになって転倒、救急搬送されたという噂もある。
静かで美しい場所だからこそ、
その静けさの中に潜む“異物”が、いっそう不気味に感じられるんだよね。
【第7位】青い屋根の家(岩見沢市)
岩見沢市にひっそりと存在する、「青い屋根の家」。
正式な名前も住所も曖昧なまま、
まるで地図から消されたかのように、都市伝説の中で語り継がれている場所だ。
この家、近づくと妙な胸騒ぎがするっていうんだ。
しかも、青い屋根が異様なほど目立っていて、
まるで「ここに来い」と呼び寄せているようだと……【18】。
内部に踏み入れた者に降りかかる異変
噂では、この家に足を踏み入れた者は、
その夜から不可解な現象に悩まされるらしい。
例えば、
- 夜中に、誰かが耳元で囁く声がする
- 身体の一部に原因不明の痛みが出る
- 夢の中で、知らない女に追われる悪夢を見る
実際に、訪れた数日後に事故に遭った、という噂もあとを絶たない。
ただの空き家か、それとも……?
誰も真実を知らないまま、今もこの家はひっそりと存在している――。
【第6位】円形校舎廃墟(美唄市)
美唄市東美唄町我路の沢――。
そこにひっそりと残るのが、かつて「沼東小学校」と呼ばれた円形校舎の廃墟だ。
上空から見ると、まるで巨大な円盤のような独特の形状。
この異様な造りが、かえって得体の知れない恐怖を引き立てるんだよね【4】。
今では完全に朽ち果て、窓は割れ、壁は崩れ、
まるで生き物が息絶えたあとの骸骨のように、静かにたたずんでいる。
ランドセルを背負った少女の霊が現れる?
この廃墟では、
ランドセルを背負った少女の霊が出るという噂が絶えない。
しかも、目撃者によれば――
その少女、こちらに背を向けたまま、無言で廊下をすうっと歩いていくという。
「呼び止めたらいけない」
「目を合わせたら最後」
そんな不穏なルールまで、地元では囁かれているんだ。
さらには、肝試しに訪れた若者が錯乱し、
行方不明になった、なんて話も残っている。
静まり返った校舎の中、
自分一人きりでいると思ったそのとき――
ふいに、すぐ後ろから、ちいさな足音が聞こえたら……?
もう、逃げるしかないよね。
【第5位】然別湖(上士幌町)
大雪山系のふもと、標高810メートルに静かに広がる然別湖。
その水面は、まるで鏡のようにピタリと動かず、
一度見たら忘れられない、神秘的な光景を映し出している。
でも、この湖――。
実は、ただ美しいだけじゃないんだ【9】。
古くから、
「水辺に引き寄せられる」
「誰かに呼ばれる」
そんな奇妙な体験が語り継がれている場所でもある。
湖畔で聞こえる、夜の“うめき声”
特に恐ろしいのが、
夜中になると、湖畔のどこからともなく聞こえてくる女性のうめき声。
誰かが苦しんでいるような、
助けを求めるような、低く、切ない声――。
近くに人なんていないはずなのに、
その声は、確かに耳元で響くという。
しかも、その声に導かれるように湖のほとりへ近づくと、
不意に足元がすくわれる感覚に襲われるんだとか。
実際、然別湖では過去に水難事故も起きており、
「身投げした人の遺体が見つからない」
そんな噂までささやかれている。
静けさと、美しさと、そして――
決して触れてはいけない何かが、そこには眠っているのかもしれないね。
【第4位】萬年寺とお菊人形(岩見沢市)
岩見沢市栗沢町にある萬年寺(まんねんじ)。
一見、静かで穏やかなこの寺には、
とんでもない“伝説”が今も息づいている。
それが――「髪が伸びる人形」、お菊人形【11】。
普通の人形じゃない。
この人形には、確かに、“何か”が宿っているんだ。
大正7年から続く、止まらない髪の成長
話は大正時代にさかのぼる。
鈴木永吉氏という男性が、妹・菊子ちゃんのために、
小樽で愛らしい市松人形を買い求めたんだ。
しかし、菊子ちゃんはわずか3歳でこの世を去り――
そのあとから、不思議なことが起こり始めた。
飾られていた人形の髪が、
なぜか自然に、伸び始めたんだ。
最初は肩くらいだった髪が、胸元へ、さらに腰まで。
誰も触っていないのに、月日とともに伸び続けていった。
萬年寺に安置された今も、
定期的に髪を整える儀式が行われているという。
この人形にまつわるエピソードには、
「夜中に髪がうごめいた」
「人形が目を開けた」
なんて話もささやかれているよ。
見るだけなら、自由――。
だけど、じっと目を合わせすぎないようにね。
だって……
もしかしたら、そっちを見返しているのは、
ただのガラスの目じゃないかもしれないから――。
【第3位】平和の滝(札幌市)
札幌市西区のはずれ、深い森の中を進んだ先に――
「平和の滝」と呼ばれる場所がある。
その名のとおり、もともとは平和を祈る場所だったはずなのに、
今では札幌屈指の心霊スポットとして、恐れられているんだ【15】。
とくに夜。
あたり一面がしんと静まり返り、滝の音だけがゴウゴウと響くその中で、
ときおり、誰もいないはずの森から視線を感じるという。
鳥居の向こうに“見えない誰か”がいる
平和の滝の近くには、小さな神社があるんだけど――
問題は、その鳥居だ。
鳥居をくぐった瞬間、
「急に肩が重くなった」
「耳鳴りが止まらなくなった」
そんな異変を感じる人が続出している。
さらに、
- 鳥居を背にして写真を撮ると、必ず“何か”が映り込む
- 誰もいないはずの境内から、カツ、カツと足音だけが聞こえる
そんな体験談も絶えない。
「滝」という自然の浄化の象徴と、
「心霊」という負のエネルギーが、
ここでは奇妙に共存してしまっているのかもしれないね。
夜、興味本位でここに行くのは――
おすすめできないよ、本当に。
【第2位】雄別炭鉱病院跡(釧路市阿寒町)
北海道心霊スポット界の「ラスボス」とも呼ばれる場所――
それが、雄別炭鉱病院跡だ。
かつて炭鉱で栄え、多くの人々の命を支えていたこの病院。
しかし、炭鉱の閉鎖とともに、すべてが打ち捨てられた。
今では、朽ち果てた病棟が森に飲み込まれ、
訪れた者たちは、一様に「異様な気配」を感じるという【1】。
昼間でさえ近づくのをためらうほどの、異空間――。
無数の手形、少女の霊、不可解な現象
この場所には、数えきれない怪談が存在する。
例えば――
- 車で敷地に入ると、窓ガラスに無数の手形が浮かび上がる
- 廃墟内で、小さな少女の霊がこちらをじっと見ている
- 何もないはずの廊下で、カツカツと靴音が響く
特に有名なのが、
少女の霊に憑かれてしまった、という報告だ。
目撃した直後から、体調が急激に悪化したり、
妙な夢にうなされたり――
そんな後日談がいくつも語られている。
ここは、
単なる「怖い場所」なんかじゃない。
うかつに踏み込めば、
何か大切なものを持っていかれるかもしれない――
そんな、生々しい恐怖が漂っているんだ。
【第1位】旧小別沢トンネル(札幌市)
札幌市西区、小別沢トンネル。
実はこの場所、現在使われているトンネルとは別に、
封鎖された“旧道”が存在しているんだ。
旧小別沢トンネル――。
そこは、
「絶対に一人で行ってはいけない」
「写真を撮ったら、何かが写る」
そんな噂が絶えない、札幌最恐スポットのひとつ【5】。
昼でも暗い、じめじめとした空気。
そしてトンネルの奥から、かすかに聞こえてくる“何か”の声――。
事故死者の霊、首なし幽霊の噂
このトンネルには、いくつもの忌まわしい伝説が残っている。
- 工事中に事故死した作業員たちの霊がさまよう
- 夜中、トンネルの真ん中に首なしの人影が立っている
- 通りかかった車の中に、知らない人影が写り込む
特に怖いのは、
「振り返ったら絶対にいけない」というルール。
奥へ進むほど、空気はどんどん重くなり、
体を引っ張るような感覚に襲われるんだとか。
そして振り返った瞬間――
そこには、もう元いた世界はない、なんて噂もある。
好奇心だけで近づくには、あまりにも危険すぎる場所。
もし、君がどうしても行くというのなら――
せめて、絶対に一人では行かないでね。
……何があっても、絶対に。
心霊スポット巡りの前に知っておくべき5つの注意点
どんなに怖いもの見たさでも、
どんなにワクワクしてても――
心霊スポット巡りには、絶対に守らなきゃいけない“お約束”があるんだ。
だってね、
怖いのは「お化け」だけじゃないんだよ。
リアルに、命に関わる危険もゴロゴロ転がってるから。
ここでは、実際に巡る前に必ず知っておきたい
5つの超重要ポイントを教えるね!
立ち入り禁止区域に入らない
心霊スポットの多くは、
すでに「立入禁止」「私有地」「危険区域」に指定されている場所。
もし無断で入ったら、
- 法律違反(不法侵入罪)
- 賠償請求
- 現行犯逮捕
なんてことも、普通にあり得る。
幽霊よりも怖いのは……警察だよ、マジで。
行く前に、場所が正式に立ち入り可能かどうか、必ずチェックしよう。
崩壊危険エリアに近づかない
古い廃墟、炭鉱跡、朽ちた橋――。
心霊スポットって、そもそも物理的に危ない場所が多いんだ。
- 壁が突然崩れる
- 床が抜ける
- 天井が落ちる
そんな事故が実際に起きてる。
「何もなかったのに怪我した」って場合、
もしかすると――
見えない“誰か”に押された……なんてことも、あるかもしれないけどね。
夜間・単独行動は絶対に避ける
夜中に一人で心霊スポットに行く?
そんなの、怖い話の最初の死亡フラグそのものだよ。
- 道に迷う
- 転落・事故
- 体調急変
夜の山道や廃墟は、昼とはまったく違う顔を見せる。
絶対に複数人で行動し、誰かに「今どこにいるか」伝えておこう。
地元住民への迷惑をかけない
どんなに有名な心霊スポットでも、
その近くには、普通に生活している人たちがいる。
- 騒ぐ
- ゴミを捨てる
- 無断駐車する
こんな迷惑行為は絶対にNG!
そして、地元の人の「この道はやめときなさい」という忠告は、
素直に聞いたほうがいいよ……。
だってね、
彼らが知らない“何か”を知っている可能性、あるから。
心霊現象に備えた心構えとは?
もしも、もしもだよ?
何かを見てしまったら、聞いてしまったら――。
「ギャー!」って取り乱すんじゃなくて、
まずは、落ち着いてその場を離れよう。
恐怖でパニックになったら、
逆に“引き寄せられて”しまうかもしれないからね。
深呼吸して、背筋を伸ばして、
静かに、一歩一歩後ろへ下がる――これが鉄則だよ。
現地取材!実際に訪れた人たちのリアル体験談
「本当に出るの?」
「ただの噂でしょ?」
そんな疑問を持っているなら――
ここから先は、ちょっと覚悟して読んでね。
これは、実際に北海道の心霊スポットを訪れた人たちが体験した、
リアルな話。
あなたなら、信じられるかな?
「雄別炭鉱病院で…車に無数の手形が」
20代の男性3人組が、深夜に雄別炭鉱病院を訪れたときのこと。
廃墟の周囲をぐるりと車で一周し、
異変もないし大丈夫だろう、と油断して車を降りた。
すると――
ふと見たフロントガラスに、
無数の、小さな手形がびっしり付いていたんだって。
もちろん、誰も触っていない。
しかも、内側じゃなく、外側から……。
慌てて車に乗り込み、エンジンをかけた瞬間、
誰かがボンネットをバンバン叩く音がして――
そのまま、後ろも見ずに猛スピードで逃げたそうだよ。
……でも彼らは、今でも、
「振り返らなかったのは正解だった」と言っている。
「西岡公園で聞いた、女の泣き声」
大学の怪談サークルが、西岡公園に肝試しに行った夜。
誰もいないはずの池のほとりで、
女のすすり泣く声が聞こえた。
最初は「誰かがふざけてるのかな?」と思ったけど、
周囲を確認しても、誰もいない。
声だけが、池の向こうから響いてくる。
怖くなった一行はすぐに撤退したんだけど、
後日、撮った集合写真を確認したら――
そこに、池のほとりで、白い服の“誰か”が立っていたんだ。
もちろん、メンバーにはそんな服を着た人はいなかった。
……それ以来、そのサークルでは
「西岡公園にはもう二度と行かない」という暗黙のルールができたらしいよ。
北海道心霊スポットの歴史的意義
心霊スポット――
ただ「怖い場所」だと思ってない?
もちろん、肝試しやゾクゾクする体験も心霊スポットの醍醐味だけど、
北海道に限っては、それだけじゃないんだ。
ここには、忘れてはいけない地域の記憶と文化の重みが、確かに息づいている。
炭鉱衰退とともに生まれた遺構たち
北海道の心霊スポットには、
かつて炭鉱で栄えた町や村が多い。
雄別炭鉱病院、円形校舎廃墟――
どれも、炭鉱閉山や人口減少によって取り残された場所ばかり。
かつて何千人もの人々が暮らし、働き、命を燃やした場所が、
今では風にさらされ、忘れ去られようとしている。
そこに漂うのは、単なる「怖さ」じゃない。
生きた証、そして儚い営みへの哀しみなんだよ。
お菊人形に見る、祈りと鎮魂の文化
萬年寺に安置された「お菊人形」。
これは単なる都市伝説じゃない。
愛する家族を亡くした悲しみと、
その魂を少しでも慰めようとする願い――
そんな日本人特有の“祈りの文化”が、この人形に託されている。
怖がるだけじゃなく、
なぜそんな存在が生まれたのか、
どうして今も大切にされているのか――
そういう視点で向き合ってみると、
心霊スポットもまた、大切な「文化遺産」だってことに気づくはずだよ。
まとめ:心霊スポットを「怖がる」から「学ぶ」へ
ここまで、北海道の最恐心霊スポットたちを案内してきたけれど――
怖かった? それとも、ワクワクした?
でもね、忘れないでほしいんだ。
心霊スポットは、単なる肝試しの舞台じゃない。
そこには、
- かつて必死に生きた人たちの足跡
- 失われた町や文化の記憶
- 誰かを想う祈りや願い
そんなものが、確かに残っている。
怖がるだけじゃもったいない。
もしも訪れるなら、
その土地の歴史に、静かに耳を澄ませてみてほしい。
きっと、
ゾクッとする怖さの向こうに、
じんわりと胸に沁みる“何か”が待っているから。
……さあ、次にあなたが訪れるのは、どの場所だろうね?
そのときは、くれぐれも気をつけて――
「決して、振り返らないこと。」